クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の方から資金を集める方法のことです。CFと略されることもあります。
新しい資金集めの方法として注目されており、クラウドファンディングの仲介業者が増えています。
クラウドファンディングの流れとしては、お金を集めたい起案者は仲介業者を通じて、プロジェクトを起案する。そのプロジェクトを仲介業者は管理、専用サイトへの掲載など告知を行って資金集めをして、資金提供者を集めるというのが一般的です。
クラウドファンディングの市場規模についてご紹介します。
矢野経済研究所が発表している資料によると、国内クラウドファンディングの新規プロジェクト支援額(市場規模)は、2014年の約200億円から2017年までの3年間で約1700億円を突破しており、2018年には2000億円を突破するという見込みが記載されています。
今後も法整備と実績の増加によりさらなる市場規模の増加が見込まれることだと思います。
副業や資産運用としてもこれから注目が集まるであろうクラウドファンディングにはいくつか種類がありますので、次の章で特徴別にご紹介いたします。
クラウドファンディングの特徴
クラウドファンディングには様々な種類がありますが、主に5つに分類されています。
寄付型
非投資型の種類で、基本的には起案者からの支援者にはリターンは何もない形式で、社会貢献などを目的とした資金集めがメインとなります。市場規模でいうと全体の1%も満たない割合となっています。
購入型
こちらも寄付型と一緒で非投資型の種類ですが、起案者から支援者に対してサービスや製品など、資金以外のリターンが返ってくる形式です。
こちらが日本国内では一番仲介業者の参入率が高い種類になりますが、市場規模でいうと全体の約6%程度の割合になっています。
融資型
こちらは上記2つとは異なり投資型の種類で、大きな違いとしては資金のリターンがあることです。別名ではソーシャルレンディングなどとも呼ばれています。基本的には銀行からローンを借りるのと一緒で、起案者は最終的に支援者に対して返済および年利のリターンが必要です。起案者が銀行から借りずにこちらの手法を使って資金集めをする理由としては、銀行からの融資が通らないという内容が多く当てはまります。事業の資金用途が多く、不動産関連や飲食店の事業者が起案者として多い印象です。支援者としては返済が返ってこないリスクなどもありますが、年間5〜15%程度の利回りが実現する可能性があります。市場規模でいうと全体の約90%を占めており、一番資金が集まっています。
株式型
上記の融資型と同じ種類で、金銭的なリターンを受けられる形式で、主に非上場会社への投資をする事ができるのが大きな特徴です。その投資先の業績に応じ配当額も変わり、ベンチャー企業中心になるので、高いリターンの可能性もありますが、高いリスクも伴います。市場規模でいうと全体の約0.5%と少ない割合です。
ファンド型
事業投資型とも呼ばれるクラウドファンディングで、融資型、株式型と同じように金銭的なリターンを受けられる形式となっており、事業に対して投資する事が出来るのが特徴です。リターンは配当だけでなく、その事業のサービスや製品を設定している起案者も多く、その事業を応援したいという純粋な気持ちで出資する人も多くみられます。事業で生まれた収益だけのリターンを期待すると大きく目標の収益を割り込む可能性もあり、ファンとして事業を支えたいという程度の気持ちで支援する事が一般的なようです。市場規模でいうと全体の約3%の割合です。
副業としてクラウドファンディングのオススメの対象者
クラウドファンディングを副業や資産形成とする方には以下の方々にオススメです!
副業としてのクラウドファンディングのメリット
副業としてのクラウドファンディングのデメリット
まとめ
いかがでしたでしょうか。
クラウドファンディングは、年々市場規模が拡大傾向にあり、これからもますます注目度が
高まっていくことが予想されています。それに伴い、様々な業種や立場の方の副業としても
活用出来るものになっていくと思います。
起案者として何かを達成するために資金を集めることで、副業の基礎として活用をすることもできますし、応援する側のいわゆる支援者としては事業等を応援するだけでなく、投資金額のリターンも期待できる素晴らしい仕組みです。
副業としてますます活用されることに期待したいと思います。